T・F
平成27年神戸大学卒業
私は自動車会社で先進安全技術の研究開発に携わった後、神戸大学医学部に編入学した変わり種です。
横浜市立市民病院で初期研修後、ほとんど知り合いのいない慶應義塾大学整形外科学教室へ入局しました。
皆さんと同じように何科になろうか、どこに入局しようかしまいか非常に悩みました。
自ら手を動かし治療してまた楽しい生活を取り戻して欲しい。若い人から高齢者まで広く関わりたい。前職から一貫してこれからの社会に必要とされたいという思い。それらのベクトルが全て向いていたのが整形外科でした。
さて、ではどこで修行するか。環境も大切ですが職場で最も大切なのは人です。
慶應は排他的とか他大出身者は冷遇されるといううわさがあり、どこか冷たいイメージがありました。ところが参加した説明会で“こういう患者をなんとかしたい!”と情熱を語ったのは慶應教授だけでした。
さらにこんな変わり種にも何処よりも熱心な勧誘をして頂き、そのような雰囲気は全くないことを肌で感じました。また、日整会での学術発表やスポーツイベントでの存在感、豊富な症例数と特色ある関連病院数も決め手となり、ここなら自分の頑張り次第で目指す整形外科医になれるのではないか。と入局を決めました。
今年度は入局希望者に事前にローテート候補が提示され、入局面接時に提出した志望に基づくローテート決定がされるなど感じた印象は間違っていませんでした。